【MAITEのあったかコラム】 #07 空気を読みすぎず、自然に、必要だと思うことを

こんにちは。年が明けましたね。

 

今年も【MAITEのあったかコラム】をお送りしていきますので、よろしくお願いします!

 

【MAITEのあったかコラム】は、MAITE代表の吉田彩子が語り手となって、月に一度、自分を大切にし、目の前にいる誰かを大切にしていくためのコラムです。

 

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今回のテーマは、「空気を読みすぎず、自然に、必要だと思うことを」です。

 

クリスマス前から年末にかけてのホリデーシーズンは家族で、夫の故郷であるスペインに渡り、3週間ほど滞在していました。

 

1歳の娘も連れて長時間の飛行機に乗るのも、海外で子どもを連れてお出かけするのも初めて。

 

そんなドキドキの滞在だったのですが、スペインの方々が子どもに対してとっても優しくて、本当に居心地が良かったので、今回はそんなお話をしたいと思います。

 

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スペインでは、私たちが子連れで歩いていると、みんなが声をかけてくれたり道を譲ってくれたり、微笑みかけてくれたり。

 

とにかく、子どもや私たち家族に対する目線が、とっても優しかったのです。

 

例えば、エレベーターでも、もし車椅子やベビーカーの人が後ろの列で待っていたら、必ず先に乗せてくれます。

 

道端でも、子どもが泣いていたら、誰かが必ず声をかけてあやそうとしてくれる。

 

日本だとお店のなかで子どもが泣き出すと、親が必死に泣き止ませたり、お店を出なきゃいけないような雰囲気になりますが、スペインではそれがありません。店員さんが必ず一言かけてくれます。

 

そんな優しさを受けて、どうしてこんなに居心地が良いのだろう、と考えていたのですが、それはきっと、立ち振る舞いが自然だからこそ周りを気にしなくて良いからなんだと思います。

 

子連れに限らず、困っている人がいたら助ける。とにかく声をかける。その自然な形が心地よかったのです。

 

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日本には「空気を読む」という文化があります。

それはそれで素晴らしいとも思いますが、それが行きすぎると、「空気を読み過ぎて何もできない」ということにもなりかねません。

 

電車で席を譲ろうかと思っても、「断られたら…」「嫌な思いをさせてしまったら…」と考え過ぎて、考えているうちにその場面が過ぎ去ってしまう。

 

スペインでは、娘が大泣きしていた時、エレベーターホールで大きな声で一曲歌ってくれた方がいて、娘はその歌に夢中になり、最後には泣き止むどころか、大拍手を送っていた、なんてことまでありました。

 

そんなことまで出来なくても、町中を歩いていて困っている人を見つけたら、とにかく考え過ぎず、行動してみる。声をかけてみる。

 

私の場合、ベビーカーを運んでいる時、段差や階段で持ってくれる人がいたり、娘が泣いている時にあやしてくれる人がいたら、本当に助かります。

 

そして、スペインの人たちの自然な立ち振る舞いを見習って、私も一人で歩いている時、困っている人を見つけたら、さっと助けられるようになりたいと思いました。

 

空気を読みすぎず、自然に、必要だと思うことを。

 

日本の人たちは「〇〇しましょうか?」と聞くと「大丈夫です」と答えてしまう人も多いので、自然に「〇〇しますね」とちょっとしたお手伝いができるようになりたいですね。

 

自然と助け合う雰囲気ができると、もっともっと暮らしやすくなるのでは、と思ったスペイン滞在でした。

 


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