妊活中や妊娠中に「冷え」が与える影響
赤ちゃんができたらどんなことに気をつけるでしょうか。
喫煙をやめる、アルコールは飲まない、カフェインを控えるなどなど。
お腹の中に小さな命を宿した妊婦さんはそれまで何気なく過ごしていた生活が一変、
してはいけないことや気を付けなければいけないことがたくさんあります。
でも「身体を冷やさないこと」を意識したことありますか?
「冷え」は妊婦さんだけではなく、いつか赤ちゃんがほしいと考えている妊活中の女性にも
気を付けてほしい症状です。
1.女性と冷え
多くの女性を悩ませている「冷え」
「冷え性」は病気ではないので、冷え性だからと言って「なんとかしなくては」と、せっぱつまって考える人はあまり多くないかもしれません。
しかし、冷えは慢性化すると大きな病気の原因にもなりかねないと言われ、
見過ごすことのできない身体の“サイン”です。
特に妊娠を考える女性や、妊娠中の女性にとって、身体が冷えているといいことはありません。
産院で「夏でも熱い飲み物を飲むくらいでちょうどいいんですよ」と指導された妊婦さんもいるのだとか。
しかし、女性は身体の構造上、男性よりも冷えやすいとされています。
そのため、意識的に“冷え対策”を行わないと、なかなか冷えを克服するのは難しいかもしれません。
これから赤ちゃんがほしいなと思っている女性や妊娠中の女性は、ぜひ「冷え」について見直してみてください。
2.妊活中・妊娠中・産後に「冷え」が与える影響
2-1.「冷え」は妊活の大敵
冷え性や低体温は血流が悪いことが一因で起こります。
身体が冷えているとさらに血流は悪くなり悪循環に陥ってしまいます。
血流が悪いと卵子、卵巣、子宮など妊娠するためにとても大事な機能に影響を及ぼします。
冷えと生理の関係
生理は必要なくなった子宮内膜を経血として身体の外に排出します。
しかし、血流が悪いとこの排出する働きも鈍くなるため、子宮が収縮を強めてなんとか排出しようとします。
この子宮の収縮が生理痛です。生理痛がひどい時は温めると楽になることがあるように
冷えは生理にとても大きな影響を与えます。
また不要になった子宮内膜がうまく排出できずに子宮の中にとどまってしまうと
子宮内膜や子宮筋腫など不妊の原因にもなる病気につながってしまうこともあります。
冷えと子宮・卵巣の関係
受精卵が子宮内膜に着床することによって妊娠となりますが、冷えは子宮や卵巣の働きを低下させてしまいます。
卵巣の機能が低下すると卵子の発育に影響を与えて卵子の質が落ちたり、排卵に影響を与えます。
また、子宮の機能が低下すると子宮内膜の環境が悪くなりせっかくの受精卵が着床しづらく、妊娠しにくくなってしまいます。
2-2.妊娠中の「冷え」は要注意
普段から冷えやすい女性の身体ですが、妊娠中はホルモンバランスの変化やお腹が大きくなることによって血流がわるくなるためさらに冷えやすくなってしまいます。
妊娠中に起こるつわりの悪化やお腹の張り、足のむくみやつりなどは、冷えが一因になっていることもあります。
お母さんの身体の末端が冷えていると赤ちゃんは暖かい場所を探して動き回り逆子になる可能性があるとも言われています。
また、冷えが慢性化し血流がどんどん悪くなると切迫早産や難産につながることもあります。
お腹の赤ちゃんが暖かく心地よく過ごせるように妊婦さんも冷えには気をつけたいですね。
2-3.産後の母乳に「冷え」が与える影響
赤ちゃんは生きていくための栄養を母乳やミルクから摂ります。
ミルクを与えるときに冷たいミルクを飲ませることはありません。
人肌くらいの温かいミルクを飲ませます。
しかし、お母さんの身体が冷えていると母乳も冷たくなってしまい、赤ちゃんが飲むのを嫌がることがあります。
また、産後は体形をすぐに戻そうとしてガードルを着用することもありますが、
締め付けのきついガードルを履いていると血流が悪くなり、
母乳自体の質の低下や、母乳の出が悪くなる要因にもなります。
3.女性の身体が冷えやすい原因
3-1.筋肉が少ない
人の身体は筋肉を動かすことで熱を作りだし、全身に循環させます。
しかし、女性は男性よりも筋肉が少なく、筋肉がつきにくい構造になっています。
そのため、男性よりも熱を作りだす力も循環させる力も弱いため、女性の方が冷えやすいとされています。
3-2.生理や卵巣・子宮がある
生理中は、熱を運ぶ役割を担う血液が一時的に減少することによって冷えを引き起こします。
また、卵巣や子宮など女性特有の臓器は血流が滞りやすく、全身に熱を運びにくいため冷えやすいとされています。
3-3.ファッション
ミニスカートに素足、薄手の素材の洋服などはもちろん冷えの原因になります。
身体を締め付けるきつめの下着なども血行を悪くし、冷えにつながります。
近年では、室内と室外の温度差や、前日と翌日とで気温差が大きく変わるといった変わりやすい環境も、自律神経の乱れにつながります。
準備ができていなかったり、面倒だったりで、服装での調節を怠りがちですが、しっかり自分で温度管理をすることが大切です。
3-4.ダイエット
食事量の制限や偏った食事によって、熱を生み出すためのエネルギー不足になることがあります。
無理なダイエットでホルモンバランスを崩し冷えにつながることもあるため、ダイエットの仕方にも注意が必要です。
特に女性は、血の元になる鉄分が不足しがちです。日本人女性の貧血の割合は、他国に比べても目立っています。
血を巡らせる前に、しっかり血の元になる食べ物を摂取し、血をつくっておかなければなりません。
4.まとめ
妊活中から産後にも影響を与える「冷え」
しかし、妊娠に重要な役割を果たしている生理や子宮・卵巣があることが
女性が冷えやすい原因の一つにもなっています。
赤ちゃんがほしいと思って「さあ冷えについて見直してみよう」と思っても、
身体の構造や生活スタイルから冷えやすい女性は、効果がすぐに出てこないかもしれません。
ぜひ普段の生活から冷え対策に目を向けてみてください。
大好きなノースリーブやミニスカート、素足を少し我慢して、羽織るものを持ち歩いたり、靴下を履いたりすることでも冷えにくい身体づくりの第一歩につながります。
お腹に赤ちゃんがいる妊婦さんや赤ちゃんを子育て中のお母さんも、赤ちゃんに心地よい環境のために
身体の内側、外側から身体を冷やさないことを意識してみてくださいね。
温めると、何より自分の身体がホッとして穏やかになる感覚が味わえると思いますよ。
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