【自宅でのんびり手芸】意外な効果も−−ニードルフェルト
某牧場にて約4年間、担当のアルパカやそのほかの家畜動物の飼育を経験。 その後アルパカを追い求め、ワーキングホリデーにてファーム大国ニュージーランドに滞在中の私が、
今回は手芸の意外な効果、そして世界にひとつだけの作品と合わせてご紹介します。
5月は疲れが出る頃
新年度がはじまり約1ヶ月が経ちました。頑張りすぎてしまう、ストレスが溜まる、発散ができない…忙しい毎日で、日常的にゆっくりする暇がない方は多いと思います。
そんな毎日の中、つかの間の連休、ゴールデンウィーク。
のんびりとした過ごし方にピッタリ!
手軽にできるおすすめの手芸、”ニードルフェルト”をご紹介します。
柔らかい毛に触れることで癒され、針をさすことでストレス発散効果、そして自分の普段所有しているものに対する考え方を見直す機会になるかもしれません。
手芸の意外なる効果
手芸は「手指・考える頭・集中力」と様々な身体の機能をフル稼動させます。
実はその様々な効果から、リハビリテーションの一つとして医療や介護、教育など多くの現場で扱われています。
ざっと挙げただけでも以下のような効果があると言われています。
- 不安やストレスの軽減、うつ病への効果
- 癒し
- 脳の活性化
- 自信、やる気が出る
- 達成感や充実感
- 人と繋がり社会性の向上
- 心身機能の向上
実際に手芸を趣味としている私の一意見としても、このような効果が得られると実感しています。
さらに取り組んだ分だけスキルとして身につくので、やればやるほど楽しくなっていきます。
ニードルフェルトとは
さてそんな手芸ですが、そのうちの一つに「ニードルフェルト」というものがあります。
日本では「羊毛フェルト」として人気がありますが、毛を特殊な針で何回も刺すことにより、
繊維を絡めながら好きな形を作ることができる手芸のことを指します。
代表的なものはマスコット、ブローチやアクセサリーのパーツなどです。
コツはあるものの、基本的には刺すだけなので、誰でも作ることが出来ます。
材料も簡単に手に入るので、手軽に手芸をを楽しむことが出来るんです。
羊毛以外の毛を使ってみよう
羊毛を使うので「羊毛フェルト」。
羊毛は毛の性質上、とても絡みやすくニードルフェルトに適しています。
しかし、実は羊毛以外の獣毛も使うことが出来ます。
例えば自宅で買っているペットの毛。犬や猫、ウサギなどブラッシングの時に
出た柔らかい毛を洗剤やシャンプーなどで洗い、乾かして使うことが出来るんです。
根気強くニードルで刺せば、しっかり形になります。
さらに、羊毛とミックスをすることで独特な質感を生み出すことが出来たり、
身近な野菜や植物などをを使った草木染めで色を付けてみたり、楽しみ方は無限大!
【例】アルパカの毛で世界に一つの作品を
数ある動物の中から、私の大好きな動物でもあるアルパカをチョイス。毛刈りから作品づくりまでやってみました。
羊毛に比べるとアルパカの毛は絡みづらいですが、光沢があり素敵な作品になります。
作ることでわかること
ものづくりで得られることは、その過程を知ることが出来ること。
どんな人が作るのか?どれだけ時間がかかるのか?どんな想いが込められているのか?この毛はどこの子のものなのか?
どんな環境で暮らしていたのか?幸せだったのだろうか?……
身近に毛が使われている製品はたくさんありますが、ものを持つことに対して
深く考えるきっかけになります。
のんびりとした時間を持ち、ものづくりに触れ、そのものの背景を知り、
より良いものを使っていただけたら嬉しいです。
ゴールデンウィークに限らず、せっかくの休日は
お茶でも飲みながらのんびり手芸をして、
楽しいひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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