Update:

ペルーと日本の編み物について(鏑木玲子さんお話会1)

少し前になりますが、Maiteの商品を作ってくれている鏑木さんが来日されました。
「鏑木さんのお話を聞きたい!」という、手仕事やペルーとつながりのある女性の皆さんに集まって頂き、
外苑前にあるとても素敵なギャラリーcomoさんで、お話会を開きました。

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編み物をしてくれている女性達や、ペルーの今は?
3回に渡ってお届けしていきますので、ぜひご覧ください。

日本は編み物に優しい国?
鏑木さんが日本に帰ってきたら、必ずすること。
それは「ユザワヤ」に行き、仕事道具で一番大事な編み棒を買うこと。

ペルーやトランジットで立ち寄るニューヨークでも購入は出来るけど
やはり日本製は質がよく、何よりもお店の信頼感があるとのこと。
(以前、ニューヨークで買い物をしたら、日本と米国の編み棒サイズの違いを無視して、必要な号数よりも太い編み棒を渡され、後から気が付いて使えなかったことがあるそう。)

「編み棒ってすぐにダメになってしまうのですか?」と参加者の方。

「毎日毎日何時間も使っていますからね。竹なので段々しなっていきます。」と玲子さん。

沢山の時間を使い編んでもらっていると思うと、
手編みの価値をとても感じます。

もう一つ帰国時に行く場所は「本屋さん」。そこでは編み物の本を買うそうです。

「海外の編み物の本はとても可愛いのだけれど、編み図が載っていないんですよ。
その点日本の編み物の本は編み図があるから、とても分かりやすい」

参加者の皆さんから「そうそう!」の激しく賛同の声。
どういうことかと言うと・・・
↓日本の編み物の本。
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↓海外の編み物の本。
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本当だ。図がついている方が分かりやすい。
日本のいいところ、発見。

アメリカもフランスも、文章で編み方を説明しているのに対して、
日本の場合は記号なので、一度覚えてしまえば、日本語を読めない人でも編めてしまうのです。

編み物文化の国ペルー

日本の編み物の道具はすばらしいという玲子さんですが、
ムヘレスの女性達といるとやはりペルーの「編み物文化」の根底を感じることがあるという。

「ムヘレスの女性達は、本を見なくても素敵な編み方を考案することがあるんですよ。
“どうやってそれを作ったの?”と聞くと、“頭の中でイメージでして編んでいっただけよ。”
と答えるのです。感心してしまいます。」

また一つ一つの作業がとてもスピーディーな人を見ると、ペルーには編み物の血が脈々と受け継がれていると感じざるを得ないという。

共通点や、違い、得意なこと、不得意なこと、そして共同作業について。

玲子さんと参加者の皆さんとおしゃべりはまだまだ続くのでした。

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つづく (鏑木玲子さんお話会2)『ペルーの生活と家族について』/

鏑木玲子さんと女性達が作っているアイテムはこちら


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