世界とつながる ふわふわニットカフェ【#1.スコットランドのアルパカ牧場 リモートツアー(2020.06.04)】
◆世界とつながる ふわふわニットカフェ
編み物が好きなベテランさんも、
ちょっとやってみたいなという初心者さんも、
編んでいるのを眺めるのが好きという人も、
フラットに誰でも参加ができるMAITEのニットカフェ。
田町の芝浦にあるコミュニティスペース SHIBAURA HOUSEで開催していました。
新型コロナウイルス拡大の影響で、オンラインでも開催し始めたことをきっかけに、
6月4日に、スコットランドのアルパカ牧場さんとzoomでつながる
「世界とつながる」スペシャル企画を開催いたしました。
さて、どんな内容だったのでしょうか…?
第1回「世界とつながる ふわふわニットカフェ」の様子を、少しだけご紹介します。
(少々画像が荒いですが、どうぞご容赦ください)
※MAITEのニットカフェについて詳しく知りたい方は→こちら
◆スコットランドのアルパカ農場
スコットランドは、いわゆる”英国”・正式名称「グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国」(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland )を構成する国の1つです。
※英国(=UK)はイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドを合わせた連合王国です
人口はおよそ550万人。
made in Scotlandといえば、スコッチウイスキーや、タータンチェック、電話を発明したグラハム・ベルの出身地であり、あの有名な歌「蛍の光」もスコットランド民謡なのです。
緑豊かな大草原や、湖、山並みや丘陵に、海岸線など、雄大な自然を有したスコットランド。
今回リモートツアーで訪れたのは、こちらのアルパカ牧場「Bowbridge Alpacas」さんです。
スコットランドから、イギリス、スペイン、アメリカ、オーストラリア、インドなどをバーチャルトリップしてきたこちらのアルパカ牧場。初の日本訪問です!
◆個性的なアルパカたち と Bowbridge Alpacas
リモートツアーを担当してくださったのは、この牧場のアリソンさん。
さっそく、アルパカたちを紹介してもらいました。
どの子も個性豊か!
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ジョセフ。アリソンさん曰く「この子が一番のイケメンだわ」
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エイジャックスおじさん。一番大きくて体重は100kg!子煩悩で、毎年、ベビーアルパカの面倒をみている。
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ボウブリッジ。長くてツヤのある、一番いい毛を持っている子。牧場の名前を冠しています!
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デンソル。スコットランドのアルパカチャンピオンを3回受賞!毛の質はもちろん、たたずまいや首のラインの美しさ、血統など総合で評価される(毛の質:体つき=6:4でジャッジ)
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イーサン(白)、キャメロン(茶)の赤ちゃんアルパカコンビ!ニットカフェメンバーから思わず「可愛い!」と声があがります。2匹はキスしたり、首を絡めて遊んでいました。
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チャーリーとチャーリーのママ。チャーリーは生後3日!しっかりしています。カメラを向けると、さっとママのところに駆け寄りました。
◆アルパカ牧場のおはなし
Bowbridge Alpacasの様子。この日はあいにくのお天気でしたが、この方角に海がみえるそうです!
アルパカのステープル(短繊維)。 クルクルっとなっているのが見えますか?これはクリンプと呼ばれる縮れ。このクリンプのおかげで繊維が伸縮性を持つのです。スケール(毛の表面のうろこ状のキューティクルのようなもの)が少なくなめらかなのも、アルパカの大きな特徴のひとつ。羊毛はもっとクリンプが少ないです。
アルパカの、クリンプの少ない部分。毛としては二級品ですが、ここも無駄にせず、ニードルフェルト人形や、鳥の巣の材料に使います。
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ニードルフェルト人形
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鳥の巣キット。このようなかごに入れて、木などにつるしておくと、鳥が巣をつくるのに持っていきます。
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Zoomリモートツアーの様子
◆きいてみよう!Q&A
Q:毛刈りはどれくらいの頻度でするの?何歳ころから毛刈りをするの?
年1回、5月に毛刈りをする。1歳以上が目安だが、その子によって、もっと早く刈ることもあれば遅いこともある。
Q:アリソンさんにとってアルパカの魅力は?
アルパカはとても個性があり、楽しませてくれる存在。そしてこのスコットランドの、この地域の美しい自然もとても好きで、アルパカと暮らすこの環境含めて、トータルで魅力がある。
(実際はもっとたくさん聞きました!)
◆参加者の声
日本では、なかなか見かけることができない 沢山の可愛いアルパカさんを見ることができて、 ←しかもイギリス! 生まれたての仔から、それぞれ個性のある大人アルパカさんまで丁寧にご紹介頂いて大変楽しい時間でした!次の機会を楽しみにしています🦙(もちこさん)
zooomで参加メンバーの顔を見ながら、愉快なご一行様としてスコットランドの牧場の女性に案内してもらいつつのアルパカ牧場ツアー。現場を見ている感じがとても楽しかったです。
アルパカが毛を刈られた直後(!) だったり、お天気がいかにも北の国らしく曇っていたり、なんともリアル。1頭ずつ個性あるアルパカを何頭も名前や来歴やエピソード付きで見せてもらえましたし、参加者からの質問も受け付けてくれて、その場で答えてくれる2way方式。ガイドさんが歩きながら牧場を案内してくれるので、なんとなく広さや牧場の雰囲気や風の音まで伝わってきて、見に行った感がありました。
もしこれから、いろんな牧場をリモートでツアーできるようになり、その牧場の毛糸を購入することができるようになったら、手元で編んでいる毛糸の貴重さもわかって、編み物がまた変わるような気がしました。禅僧のティクナット・ハンが著書で 1枚の紙に(その紙が手元に届くまでの)空や雲や雨を思い浮かべるというイメージをしてみる勧めをしていましたが、そんなふうに自宅で毛糸の質感を指に感じながらリアルに生産地へ想いを馳せられたら素晴らしいなと思いました。
これからもいろんな牧場に行ってみたくなりました。ちなみに今回、大人アルパカはみんな裸でしたが、赤ちゃんアルパカはふさふさでしたよ!(ゆらさん)
よかったのは十把一絡げにアルパカを扱っているのではなく、名前もあり、性格なども説明してくれたのがよかったと思う。
オンタイムなので、質問にも答えてもらえ、実際に牧場を散策しているようでした。垣間見れた広大な自然も楽しめ、ちょっぴり非日常を味わえたのも良かったです。アルパカばかりでなく、海外のニットカフェとも繋がれたら楽しいですね。(Sさん)
◆おわりに
いかがでしたか?
今回のツアーを通じて、アルパカのかわいらしさと、美しい自然に癒されたのはもちろんのこと、普段身に着けている衣服は、自然や動物たちから頂いたもので出来ているんだなと、改めて感じました。
アリソンさんから最後に、「コロナが収束したら、スコットランドのBowbridge Alpacasに、是非遊びにきてね!」ということでした。
好評につき、このような「世界とつながる」ツアーを今後も企画していこうと考えています。
どうぞお楽しみに!
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