アルパカニットの原料を辿って 1
ペルー出張記。
ペルーの南部に多く飼育(放牧?)されているアルパカ。
観光客用に時々街中や、長距離バスの途中に数匹いたりしますが、
アルパカ素材の機能や価値の本当の情報、
アルパカはどのように生息しているのか、
どのようにアルパカ繊維産業が成り立っているのか、
どんな人たちの暮らしが関わっているのか、
など日頃の疑問を晴らしに、
商品に使う糸の調達先である、Michel社の、アルパカ飼育所兼研究所施設のある土地まで行ってきました。
2014年9月13日
リマから飛行機でクスコへ。ここからが、内心少し心配していた今回の出張の後半戦。
マチュピチュの入り口であり、世界遺産都市でもあるクスコという美しい街。
実は標高約3,400m。
数日かけてゆっくり空気に慣れながら、とは言っていられないタイトなスケジュールだったため、
クスコ到着後、まずは少し標高の下がるオリャンタイタンボ(約2,800m)での打ち合わせを先にすることにしていました。
乗合のミニバンで、ぎゅうぎゅうになりながらの移動を覚悟していたところ、
オリャンタイタンボに行くという観光客ガイドの仕事をしているファミリーとたまたま出会い、大きめのバンにゆったり乗せてもらう。
陽気な家族の会話に聞き耳を立てながら、景色を楽しむ。
横で奥野は、眠りに落ちているもよう・・・。うーん、ちょっと具合悪そうだな・・・。。
2時間ほどで到着し、赤ちゃん用帽子と靴下を作ってもらったグループとの打ち合わせを。
早めの夕飯で就寝。
左:キヌア+ジンジャースープと、右:ひよこ豆のハンバーグ+インカマッシュポテト+べジグレイビーソース
2014年9月14日
ピサック(約2,900m)経由でクスコに戻る。
中心の広場にあるスタバで、クスコ近隣の高山に暮らす先住民の人達と、ハイクオリティな手織りの生地を使って商品開発をしているというグループにヒアリングをさせてもらう。
スタッフのアメリカ人の若い女性は、キラキラした目で熱弁。
その脇で、またもや奥野の意識が遠くなっているような気が・・・。
夜は早めに就寝。中心に近いところで、ちゃんとお湯がでる宿にしておいてよかった。
2014年9月15日
いよいよクスコから、ペルー南部のプーノまでを結んでいる観光バスで、約7時間の移動。
最終目的地のアルパカ牧場は、この観光バスの終点一つ手前のプカラという街から車で2時間ほどだということで、
高山病を避けるために、ゆっくり休憩しながら進む観光バスを交通手段に選ぶ。
ところがどっこい、クスコを出発してすぐ、
奥野は高山病に悩まされることに・・・。
つづく