アルパカの毛のぬいぐるみ
街中で見かけることも増えてきた、アルパカの毛を使ったぬいぐるみ。
ペルーのアンデス山脈高地で暮らすふわふわのアルパカの毛を使用して、リマやクスコ、アレキパという街に住む職人さん達が一つずつ手作りしています。
マイテのぬいぐるみは、現地でもかなり厳しいセレクションを経て、日本に届いています。
時々、日本での検品中にも、「もう少し目が見えた方が可愛いな〜」とか、「ちょっと頭が四角っぽいかな〜」と思って、トリミングをしたりすることもあります(笑)
そんな風に、ペルーの山奥から届く素材を、職人さんがぬいぐるみにし、現地でのチェック、日本でのチェックを経て、みなさんの手に届く、アルパカ原毛を使ったぬいぐるみです。
先日まで期間限定のイベントで出店していた際も、手に取られた方の
「何これ! 想像以上のやわらかさ!」
「空気を触っているみたい!」
といった、驚きの声と、笑顔をたくさん垣間見ることができました。
マイテでは、アルパカ以外の動物もご紹介しています。
デザインはオリジナルで依頼しているのではなく、職人さんたちが現地で色々と試行錯誤しながら作っている中から、「これだ!」と思ったものを選ばせていただいていて、
特につながりや理由もなく、不定期に、増殖中です。
仲間入りした順に、ご紹介しますね。
アルパカ
以前は、帽子をかぶったアルパカもいましたが、最近はミニタイプと、お座りタイプを取り扱い中です。
お座りタイプは、湯たんぽカバーにしようと試みたことがあるのですが、そのままで膝の上に置いておいても十分暖かい、ということで、別名「そのまんま湯たんぽ」となりました。
ミニテディ
2023年12月現在、在庫なし 生産中ですが、かなり初期からいる、テディベアっぽくないテディベア。
ギズモや、チューバッカのようにも見えます。
最初写真で見たときは、昔CMで見た柔軟剤のファーファのようなテディベアだったのですが、実際に発注して届いてみたら、「えっ!?」と一瞬汗をかくくらいのギャップでした。
でもその個性を見ているうちに愛着が沸いてきて、想像以上にお客様にも受け入れていただけて、今ではマイテのぬいぐるみの顔でもある「実はテディベア」です。
イーグル
NPO法人日本野鳥の会さんからご注文をいただいたのをきっかけに、仲間入りしました。
まるでヒナのような可愛らしさです。
ペンギン
同じく日本野鳥の会さんのご注文をきっかけに、翌年仲間入りしたペンギン。
お腹のあたりのふくらみが、ツボです。時々羽を上に上げて、飛びそうなポーズのペンギンもいます。
バニー
他の動物たちより、少し大きめです。まるで本当のうさぎのようなのか、登場して以来大人気です。モコモコでよくわかりませんが、しっぽもちゃんとあります。
ミニライオン
これまでとはちょっと違った、フェルトと合わさったぬいぐるみです。
百獣の王ですが、ぬいぐるみの中で一番小さな「ミニライオン」。
立髪がファー、フェルトの部分はアルパカ素材でできていて、一匹ずつ表情の個性も楽しくユニークです。
アルパカの毛はウールよりもフェルト化がしにくいので、胴の部分も毛並みが少し残ったようなフェルトになっています。
ぬいぐるみは台湾でも販売させていただいていますが、実はこのミニライオンが人気No.1です。
ハリネズミ
今年仲間入りしたハリネズミ。お手上げのポーズがツボにハマってしまいました。
丸っぽいハリネズミから、リーゼントヘア風のハリネズミまで。
実は男の子のお子さんに人気です!
子どもも大人も、触れると手放せなくなるふわふわのぬいぐるみ。
お家や職場にと置いて下さっている方が多いようです。
この癒される質感のアルパカの毛ですが、厳密にいうと、亡くなってしまったアルパカのファー(毛皮)を使っています。
自然環境下に住む動物なので、特に最近では気候変動による異例の寒波の年があったりと、亡くなってしまうアルパカもいます。(深い積雪から餌の草を食べられなかったりするのが主な要因)
広大な土地の標高4000mを越える山奥に暮らしていることから、アクセスも難しく、救助活動なども困難なのが現実です。
先住民の方たちの話によれば、それほど深い積雪など、過去にはなかったものが、ここ何年かで気候が変わっているということ。
僻地で暮らす先住民の方達にとって、アルパカの損失は重大な経済損失で、ファーとしての活用は貴重な収入源を維持することにつながります。
また、歴史的にも、アルパカは貴重な動物として、余すところなく活用をされてきました。(年老いて毛が使えなくなると、食用にもなります。)
世界的にファッション・アパレル産業では、ファー(毛皮)の使用はどんどんNGになってきています。
ですが、マイテでは、このペルーのアルパカのファーに関しては、先住民の方たちの生活に密接につながっていることから、アルパカの命、先住民の方たちの暮らしをつないでいくために、できるだけ活用していきたいと考えています。
さて、次はどんな動物が登場するでしょうか。
楽しみにしていてくださいね。