【MAITEのあったかコラム】 #02 MAITE、巻いて、蒔いて。
#02 MAITE、巻いて、蒔いて。こんにちは。
先月から始まった【MAITEのあったかコラム】。
MAITE代表の吉田彩子が語り手となって、月に一度、自分を大切にし、目の前にいる誰かを大切にしていくためのコラムをお届けします。
今回は、「MAITEのはじまり」について。
コラムも始まったばかりなので、皆さんに、MAITEがどのように始まったのか、お話しさせていただこうかと思います。
はじまりは、大学時代。
国際協力のボランティアで訪れたペルーで、貧困地域の女性たちと、そこでマフラーの編み方を教えている日本人女性に出会ったこと。
<ペルーの手編み工房>
聞けば、そのマフラーは、アルパカの毛を使って編んでいるとのこと。抜群に可愛いそのマフラーは、首に巻くとびっくりするほど気持ちが良くって、一瞬で魅了されたことをよく覚えています。
MAITEのはじまりは、その手編みのマフラーを100本、大学の学祭でチャリティ的に販売したことでした。
<当時販売していた、アルパカ100%のマフラー>
MAITE、というブランド名は、スペインのバスク出身の夫と夫の母が、電話で何度も口にしていた言葉から。
「MAITE」は、バスク語で「愛」という意味。
日本でいう「愛ちゃん」のように、女の子の名前としても使われる言葉だそうです。
コラム #01(記事はこちら)でも書きましたが、MAITEでは、「セルフコンパッション=自分自身を大事にすること」を、一番大切にしています。
それに、最初にブランドを始めたときは、このアルパカのマフラーを「巻いて」、最後まで「愛着」を持って使ってほしい、と思っていたので、思いがけずピッタリの名前に出会い、ブランド名をMAITEとしました。
そして、2019年には、会社名も「株式会社蒔いて」に変更しました。
そこに込めた思いは、「自分を大切にしながら、好奇心を持って、たくさんの種を“蒔いて“いく」こと。
会社としては、MAITEのブランドを軸として、ワークショップの開催やコミュニティづくりなど、たくさんの種を蒔いていきたいと考えています。
最初は「モノ」にフォーカスをして、商品へ愛着を持ってもらうことに重きを置いていましたが、今は、それは結果論でしかないなぁ、とも思っています。
一人ひとりが自分を大切にすることを思い出したり、習慣にするためのツールとして、MAITEの商品を選んでくれる。
MAITEは、愛。
MAITE、巻いて、蒔いて。
ブランドを始めてから年月をかけて、「MAITE」という言葉の響きは、私のなかで、どんどん大切なものになってきています。