【リニューアル前のお得なセット】コットンのゴムなし靴下
2018年から作り続けてきた
ペルーコットンのゴムなし靴下。
糸の廃盤に伴い、現行品は
今ある在庫のみで終了となります。
今後は、同じペルー産のコットンですが、
これまでよりも少し太い糸を使用していきますので、
肉厚などが変わります。
長年、何度もご利用していただたみなさま
本当にありがとうございました。
すでに在庫が少なくなっていますが、
ぜひ最後までご愛顧いただければ幸いです。
サラッとした肌感触と、
しめつけない履き心地が好評で、
プレゼントや、ご自分用にと、
本当にたくさんの方にご愛用いただいてきた靴下です。
私も、自然と毎朝手にとり、
気がつけば毎日のように履いている
このコットン靴下。
その心地よさがどこから来るのか、
改めてつくってきた過程を思い出しながら
言語化してみようと思います。
無知だから素材にこだわった
(今はなき、一番最初につくっていただいていた工場さん。)
私たちは、靴下をつくり始めた当初も今も、
ペルーのアルパカの糸を輸入したり、
ペルーのコットンを使って日本で紡績されている
糸工場さんを探して仕入れています。
それから靴下工場さんにその糸を持ち込んで、
「この糸で編めないでしょうか?」
「編める靴下ってどんな靴下でしょうか?」
と相談し、工場の方をちょっと困らせながら
靴下を作っていきます。
普通はというと、
靴下が編める工場さんに、
「こんなデザインの靴下を作りたい」とリクエストをして、
それに合う細さ(太さ)、強度、値段など条件が合う
靴下用の糸を探してもらって、靴下を作っていく、
というやり方が一般的です。
靴下業界のあたりまえを
僭越ながら聞き流す
製造業で大事な、機械。
機械といえば、なんでも出来るイメージがありますが、
衣類や衣服雑貨の中でも、
機械によって、どんなアイテムが作れるのかが異なり、
さらにそのアイテムの中でも、
また機械によって、どんなデザインのものが作れるかが異なります。
機械はマルチではありません。
なので靴下を製造するには、靴下を編むための機械があります。
靴下はたくさん数を作るものなので、
機械の動くスピードも速かったり、
強い力がかかったり、
たくさんの洗濯にも耐えられる素材でなければならない、
靴下という面積が小さい生地の中でもデザインを表現する、
3足1000円の靴下がある中での価格競争力・・・
そういった条件が重なるところで、
靴下用の糸が作られていたりするのですが、
私たちは靴下用の糸から選ぶ、
ということを完全に無視していました(今も)。
なによりも、履き心地最優先
価格、耐久性、そしてデザイン、といわれる靴下業界で、
私達が重視してきたのは、他の衣類と同じく
「触感」と「しめつけない」デザイン。
ペルーのエネルギー溢れる大地で育った
素材の気持ちよさを最大限感じることができるような「触感」と、
不快や違和感を我慢せず、フッと肩の力が抜けて、
自分らしくあれるような「しめつけない」デザイン。
この2つのポイントをベースに、
試行錯誤を一緒にしてくださる工場さんと
つくっています。
ゴムなしのリラックス感と、サラっとした履き心地
靴下の多くは、ずり落ちにくいようにするため、履き口にゴムが入っていますが、
あえて入れない仕様にしています。
さらに、靴下は普通、表糸(主になる糸)と裏糸(ずり落ちないようにするための、極細のナイロンやポリエステルのスパン糸)で編まれていくのですが、
コットンの靴下は、肌に触れる方の裏糸にコットンの糸を使い、表面側に本来裏糸で使われるスパン糸を使って編み立てています。
普通の靴下でも、スパン糸はとっても細いので、主の素材が肌に触れますが、
それ以上にダイレクトに主の素材が触れるという作りをしています。
さらにそのコットンの糸が、膨らみをもったペルーのコットンなので、肌に触れた時の感覚がやわらかく、汗なども吸収しやすくなっています。
「足元」って大事な気がするから
均一的で扱いがしやすい化学繊維を、製造上どうしても必要な最低限なところでしか入れておらず、
均一的ではない自然素材を用いてのものづくりは、
必然的に、速くて生産性の高い、最新の設備や機械では難しく、
昔の古い機械を使ったり、職人さんの
手と感覚をフル稼働してもらったりしながら作ることになり、
手間も時間もかかります。
時間もコストもかかり、消耗品とも言われる「靴下」に対して
どこまでこだわるのか。
常にバランスを考えたり、悩んだりしながらですが、
昔から「足元」ってなんだか特別な気がしています。
新しい世界との出会いに導いてくれる足元、
ふと立ち止まる足元、
勇気をもって踏み出す一歩の足元、、、
そんな至極個人的な感覚からも、
履き心地の追究にもう少しこだわっていこうと思っています。
今後は、ちょっと肉厚になります
これまでの細さの糸が廃盤となり、調達できなくなってしまったことから
もう少し太い糸を使って作っていただくことになりました。
よく靴下を作るのに使われるよりも、少し太い糸です。
なので、足裏のフワッと感が増して、またちょっとちがった履き心地を味わっていただけると思います。
お楽しみに!