【MAITEのあったかコラム】 #11 お風呂って、いいな。
こんにちは。
今月も【MAITEのあったかコラム】をお届けします。
【MAITEのあったかコラム】は、MAITE代表の吉田彩子が語り手となって、月に一度、自分を大切にし、目の前にいる誰かを大切にしていくためのコラムです。
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今回のテーマは「お風呂って、いいな」です。
今年のゴールデンウィークは、埼玉の実家で過ごしました。1歳の娘と一緒に帰省したので、完全にリフレッシュ!とはいきませんでしたが(笑)娘を預けて一度、一人で近所の大きなお風呂に行ってきました。
その時に、ゆるゆる、ボーッとしながら感じたことがあったので、今回はそのお話をしたいと思います。
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日本独自の文化とも言える「銭湯」。
海外には、水着で入るスパや北欧のサウナ文化はあるけれど、みんなで裸になって湯船に浸かる「銭湯」の文化はほとんどありません。
文化として何が一番違うのか考えてみたところ、「日本人は、みんな目的なくお風呂に入っている」のではないかと思いました。
私はアメリカのウェルネス系のオンラインコミュニティにも入っているのですが、時々、そこで温浴スパが紹介されていても、ミネラル成分や温浴効果について紹介されているものばかり。
でも、日本人が温泉や銭湯に入る時は、その効果効能を享受しようと思って入るよりも、ただただ脱力していることの方が多いのではないでしょうか。
銭湯や身近な浴場やスパに行くのも、「なんかお風呂入りたいから行く」という感じ。
海外の人から見たら、カルチャーショックですよね。
外では礼儀正しく慎ましい日本人が、銭湯では、ためらいもなく人前で裸になるなんて…!
そうなんです。
日本に生まれた私たちにとっては当たり前だから気が付かないけれど、日本人って、なぜかお風呂だと解放的になれるんですよね。
改めて、お風呂ってすごい文化。
それに、お風呂の力ってすごいです。
普段は周りのことをとても気にする日本人ですが、銭湯ではみんな無防備。というか、良い意味で自分に集中していて、好きなようにリラックスしている感じがします。
私は特に露天風呂が好きで、久しぶりに自然の心地よい風を感じて、昔から風を感じるのが好きだったことを思い出しました。
都会では窓を開けていても、ビル風や強風ばかりで、そよそよと心地よい風に当たることって、ほとんどない気がします。
スマホも何もかも手放して、裸で、お湯に浸かって風に当たる。
今この時代にそんなことができるのって、露天風呂くらいしかありません。
お風呂ってすごい。本当に全てがよくできています。
リラックスする要素全てに、ピタッとハマります。
ちなみに、ペルーの温泉施設にも、こんな個室の浴槽がありました!
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イライラしてしまった時、不安や悩みがある時、一番良い対処法は、気になるものから物理的な距離を取ること。その時間がとても大事です。
そんな時、広いお風呂に浸かると、自然と力が抜けたり、ふっと軽くなることがあります。
普段から一人でふらっと行ける温泉や銭湯を開拓しておくのはいかがでしょうか。
(お家のお風呂に一人でゆっくり浸かるのも大事だけれど、どうしても家族や子供が気になってしまったり、スマホを持って入ってしまったりしますよね…!)
日本人には、温泉や銭湯で解放する方法が、一番合っているのかもしれません。
もしかしたら一番簡単なセルフケアは、温泉や銭湯に行くことなのかも。
絶景風呂でなくても、近場の銭湯でもいい。私もこれを機に、意図的に銭湯時間を予定に入れようかと思っています。
どうしてもイライラしてしまったり、ちょっと苦しくなってしまう皆さん。「家じゃないお風呂の時間」をぜひ、取り入れてみてください。
全部手放して、思う存分、ボーッと過ごしてみてくださいね。