【MAITEのあったかコラム】 #10 ペルー料理ってどんな料理?
こんにちは。
今月も【MAITEのあったかコラム】をお届けします。
【MAITEのあったかコラム】は、MAITE代表の吉田彩子が語り手となって、月に一度、自分を大切にし、目の前にいる誰かを大切にしていくためのコラムです。
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今回のテーマは、前回までのマインドのお話からは少し趣旨をかえて、ワクワクするお話を。「ペルー料理ってどんな料理?」です。
先日、ペルーで人気のレストランのシェフが、都内のペルーレストランで一夜限りのコースディナーを振る舞う、というスペシャルな会へ行ってきました。
数組限定でクローズドの贅沢な会で、私もペルー料理好きの友人を誘ってお伺いしました。
コロナ禍に入ったこともあり、私も出産育児をしていたので、ここ数年は外食をする機会が減っていましたが、本当に久しぶりに、3時間くらいかけて、ゆっくりとディナーを堪能しました。
それが本当に楽しかったので、今日はそんなお話をしたいと思います。
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皆さんは、「ペルー料理」って知っていますか?
日本にいると、馴染みもないし、あまり食べる機会がないのではないかと思います。
でも、実は今、世界的には注目されていて、ワールド・トラベル・アワードの「世界で最も美食を楽しめる国」部門で最優秀賞を受賞したり、ミシュランの星付きレストランも多数あるのです。
良いレストランはペルーの首都であるリマに集まっているのですが、そのエリアへは、さまざまな国から美食を求めて来訪する方々もたくさん。予約何年待ち、というところもあります。
実は、ペルーは、「ニッケイ」という言葉がそのまま通用するくらい、日系移民の方々が多い国。
「日系ペルー料理」というジャンルもあり、ペルーで注目されているシェフは日系ペルー人の場合が多いのです。
そういったお店では、インスピレーションを日本から得て、お刺身、醤油など和のものを使うことも多く、歴史的にも、世界中のさまざまな料理とフュージョンされているのが特徴。
ペルー独自の味付けの上に、スペインに侵略された時にスペイン風の味付けが入ってきたり、移民の方も多いので、日本の他にも、中華なども混ざっています。
ペルー料理では、お魚やお肉をよく使います。
鶏肉や牛肉を使うことが多く、お魚は生でも食べています。
野菜もあるのですが、現地の人はあまり食べないなぁという印象。なぜでしょうね?
芋が主食に近く、ジャガイモ、サツマイモの種類が本当に多い。地方に行くと、すべて数えたら、3000種類以上あるよと言われることがあります。スーパーでも7〜8種類売っているのが普通です。
今回は、食材を日本で調達していたこともあり、魚料理をたくさん出してくださいました!少量のお料理がたくさん出てきて大満足。
やはり、日本といえばお魚なのですね。ペルー風のお刺身やお寿司まで!
いつもの日本の味とはまた一味違い、とても美味しくいただきました。
ペルー料理は、見た目がカラフルで綺麗なのも特徴的。
黄色いチリを良く使うので、その色味でお料理もカラフルに。
初めて食べる人は、そのチリの後からくる辛さに驚く人も。
また、酸味が強い、レモンやパクチーなども良く使います。この酸味が最高!
ちなみに、ペルーには、お刺身のカルパッチョのような「セビーチェ」という定番料理があるのですが、実はそのルーツも日本。
昔、日系ペルー人の方が、お魚を生で食べたいけれど、わさびがないのでチリをつけるようになったのが始まりです。
デザートも、この写真の一番右のものは、日本のお餅をお芋で再現したもの。
これも、昔の日系ペルー人の方が、お餅がないからお芋を使って、ねっとりとしたデザートを作ったのが始まりなんです。
今回のディナーは、初めは2時間のコースと聞いていたのに、たくさんお料理を出してくださって、結局3時間半くらいの大満足コースに!!
日本にインスピレーションを受けた料理なのに、ペルー料理の味付けなのでとても新鮮で「こういう味は食べたことなかったかも!」という味わいを楽しみました。
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改めて、ペルー料理はとっても楽しいです。
出張で現地に行く時も必ずお気に入りの地元のレストランに行くし、都内でもペルー料理を食べに行ったりもします。
今回は、シェフとともにレストランのチームが来日していたので(みんなでプライベートで観光に来ていたそう!)、サーブもしてくださったのですが、良い意味でかしこまらずにフランクでちょっと適当なところとかもとても良くって(笑)
日本で暮らしていると真面目になりすぎてしまう部分も「ま、いっか」と力が抜けて、その感じも好きなんです。
それに、ちょっとオシャレをして夜のコースディナーを楽しむ時間も必要ですね。
適度に力を抜いて、美味しいものを食べて、みんなでおしゃべりを楽しむ。
そんなふうに楽しく過ごしていきましょうね♪