【MAITEのあったかコラム】 #04 対話するパートナーシップ
こんにちは。
今月も【MAITEのあったかコラム】をお送りします。
【MAITEのあったかコラム】は、MAITE代表の吉田彩子が語り手となって、月に一度、自分を大切にし、目の前にいる誰かを大切にしていくためのコラムです。
今回のテーマは、パートナーシップについて。
突然ですが、一緒にいるパートナーや家族との「対話」、していますか?
私自身、夫と衝突するときには、「なぜそれを言わなかったの?」と言われることが多いんです。「そんなふうに考えていたなんて、知らなかった」と。
大体のパターンは、私がちょっとした違和感を感じて1人で悶々と考えてしまい、でもその段階では伝えずに積もり積もって、ついに爆発してしまう、というのもの。
私としては、ずーっと悩み続けていたことだから、「またかー!」ですが、考えてみたら、そのときに初めてその問題について聞かされた相手にとっては、寝耳に水ですよね(笑)
パートナーと一緒にいる12年間、そんなことを繰り返して、最近になってやっと、「対話」というものを意識するようになりました。
私は元々、自分の気持ちを言語化することが苦手なこともあり、今でも、言葉にしていないこと、伝えていないこともあります。それはもう、無意識に。
「対話」は、意識していかないと、どうしても怠ってしまうものなのかもしれません。特に家族間においては。
1人で悶々と悩んでいた問題も、最初の芽のうちに共有しておいたら、きっともっと、穏やかに解決できたはず。
それに、人間は男女関係なく、弱っている時は、ただ聞いてほしい生き物なのではないでしょうか。
子どもが生まれてからは、2人の時間を取るのは、やっぱり難しいです。でも、だからこそより一層、落ち着いて2人だけで対話した方がいいとも思います。
友達の悩みを聞いていても、「それ、本人に伝えた?」ということが、とっても多いんです。
それは本人に伝えたら、そこからまた対話が始まって、違う方向に向かうのでは?
パートナーシップにおいての色々な問題は、「話す・伝える・話を聞く」が圧倒的に不足しているからではないかと思います。
「長年一緒にいるから、話さなくても分かる」というのは、幻想です。
私自身、パートナーと話せば話すほど、「私とは違う人間なんだ」と実感することばかり。
違う考え方、違うことを大切にしている、違う人間なんだ、と。
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もちろん、感情に任せて攻撃してしまうこともあって、そういうときには、「時間をください」と言って、1人で落ち着いて考える時間を取るようにしています。
ジャーナリングしてノートに書き出して考えて整理するのもおすすめです。
そのとき、問題と日常生活を切り離して考えることも重要ですね。
あと、「関係を壊したいわけではない」「攻撃したいわけでもない」という態度を相手に見せるのも大切。
私とパートナーも、長い時間をかけて、衝突しては修復して、それで2人だけの心地の良い関係を探っている最中です。
日々、色々とありますよね。
悩んで試して実践して、ともに歩んでいきましょう。
ゆっくり、ゆっくり。