【MAITEのあったかコラム】 #03 日々、余白を持っておくこと。
こんにちは。
今月も【MAITEのあったかコラム】をお送りします。
【MAITEのあったかコラム】は、MAITE代表の吉田彩子が語り手となって、月に一度、自分を大切にし、目の前にいる誰かを大切にしていくためのコラムです。
今回お話ししたいテーマは、余白。
仕事に暮らしに子育てに。
人によって違いますが、皆さま、日々たくさんのことを抱えていらっしゃることと思います。
本当にみんなよく頑張っているなぁ、と思います。
私も、これを読んでくださっているあなたも、本当によく頑張っている。
でも同時に、常日頃から「そんなに頑張らなくてもいいのでは…?」とも思っています。
今回は、そんなお話しです。
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先日、友人と電話で話していたら、「子どもが体調を崩しがちで、毎月のように保育園をお休みするから、仕事ができない日が続いてしまう」という話になりました。
これはその友人に限らず、子育てをしていると、多くの人たちが悩む事柄だと思います。もちろん、私も経験しています。
パートナーや他の家族に頼れる場合はまだ良いけれど、そうではなく、母である女性側がどうにかする場合も、まだまだ多い。
そんな時のためにも、私自身が日々常に意識していることがあります。
それは、「余裕があるうちに、とにかく余白を作っておく」こと。
子どもや家族が体調を崩してしまったり、何か不測の事態が起こったり。
日々のやること、やらなきゃいけないことに加え、ミッションはどんどんどんどん降ってきます。
予測もできなければ、多くの場合それは突発的で、そもそもそれは、生きている上で仕方のないことなのだと思います。
では、どうするか。
そう考えた時に、私の場合、日々、余裕があるうちに、たっぷりと余白を持っておくことにしました。
「自分でできるかも?」と思うことも、なるべく誰かに頼んでみる。私は、決まった時間にプロのシッターさんにお願いしたり、行政の預かりサービスを利用したり、とにかく、たくさん人に頼ることにしています。
家事や育児など、自分でできるのに人に頼むなんて、と、最初は罪悪感があるかもしれません。
特に、仕事で預けるわけでもなく、明確な利用目的がない状態でお願いすることは、最初は心理的なハードルも高いと思います。
でもそれは、怠慢ではありません。
本当にいざという時、自分にしかできないことに全力で向き合えるようにするために、必要なことです。
自分でできるからといって限界まで頑張り過ぎてしまって、綱渡り状態で日々を過ごしていると、本当に必要な時に、然るべきパワーを出すことができません。
常にいっぱいいっぱいでいると、どうしても消耗してしまい、不測の事態が起きた時、そのことに対してイライラしたり、自分や誰かを責めてしまったり、パニックに陥ってしまいます。
本当にエネルギーが無い時って、子どもと一緒に遊ぶこともできないし、パートナーや家族と対話することもできませんよね。
自分でどうにかする!やりきる!と、全てを背負ってしまっている女性の皆さんには、どうか、日々の余白をつくり出すことを意識してほしいと思っています。
そうすることで、自分とも子どもとも家族とも、落ち着いてしっかりと、向き合うことができるんじゃないかと思うのです。
それに、プロのシッターさんは、本当にプロフェッショナルで、遊びの構成もよく考えてくださるし、子どもとの接し方も素晴らしいです。
私が余裕のない中でイライラしながら相手をしてしまうよりも、子どもにとっても、もっとずっと良い時間になっているなぁ、とお願いする度に実感するのです。
日々、たくさんのミッションがありますが、まずは自分の余白の確保を第一優先に。それが自分の、子どもの、家庭内の、もっと大きくいうと、世界の平和につながっていくと信じています。